キャラメル
クレープハウスを後にした私達は、いつもの
ベンチへ移動して座った。

「どっちがいい?この苺抹茶アイスクレープと
ラムネカスタードアイスクレープ!」

なんかすごく長い名前。

「えっじゃぁあたし苺の方で。」

「はいよ!そう来ると思った。てか聞いて?」

「ん?どーしたの?」

「このクレープ俺が考えたクレープ
なんだ!スッゲー嬉しいの!だから1番
先にお前に食べさせたかったんだ。」

……。
何それ。

そんな嬉しいこと…言われると

期待しちゃうよ…。

うっ………。

「えっまってお前なんで泣いてんの?」

「嬉ぢぃよー!!ありがどお!!」

「なんだよそれ。意味わかんね。ほら食え!
溶けちまうぞ?」

「うん……。ひっ!」
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