君色に染まりたくて。


テンパるあたしをよそに、彼があたしの体をソファーに優しく置いた

「あ、あり、ありが…」

「顔赤っ笑 まぁ俺にお姫様だっこなんてされたらそりゃな。あ、惚れんなよ?」

「はっっ!?誰がっ!!」

なんなのこいつっ!
こんな奴に助けてもらったコイツの作った物を口にした自分が憎い!!


「そんな必死に否定しなくてもいいじゃん笑 冗談だよ。だからおとなしく寝てろ」


「あ…でも友達心配してると思うし…親だって…」


「あーなんか大丈夫みたいだぜ?あんたの友達が連絡してくれたらしいから」


え?李奈だよね?なんて言ったんだろう…


「あの…どういう事になってるんでしょう?」
         

「俺も詳しいことは聞いてないけどな。まぁとりあえずあんたが病気治せば全部解決なんじゃねーの?」   


この人いい人なの?悪い人なの?良くわかんないよ。

とりあえず今は治さないと…。


「もう11時過ぎてるし、俺ももう寝るけど…何かあったら呼んで?」


「あ、あの!」

奥に歩いてゆく彼をあたしは呼び止めた


「 何?」

「 あ…いや、あの。その…」

あーもうなんで言えないの?言葉が出てこない

もごもご話していると彼がこちらに近づいてきた


「もしかして…一緒に寝たいとか…?」

えっ 違うっ違うよっ

「いやっ!ちがっ…」

「なーんだ。違うの?俺は一緒に寝たかったなーなんて。じゃあ何かあったら呼んでね」

彼は再び奥に歩いていった


もうっ!ありがとうって言おうとしたのに…



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