俺たちの妹
門をくぐり、靴を履き替える。

うん、いつもの生活が戻ってきた。

階段を上がり、教室へ向かう。

「ハァ、ハァ…」

階段を上がるに連れて息切れがしてきた。

「ちょっと休憩…」

踊り場で立ち止まる。

「あ、みぃ。おはよ」

下から声が聞こえた。

振り返って見ると、朝練を終えた葵がいた。

「葵、おはよ…」

「今日から登校出来たんだね。よかった。階段、途中でキツくなった?」

何で分かるんだろ…

小さく頷くと、

「一緒に上がろ」

そう言って、手を引いてくれた。

葵の優しさは自然で嬉しい…
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