俺たちの妹
「みぃ、お待たせ。迎えに来たよ」

肩を叩きながら声を掛ける。



「ん…かな兄?…かな兄が来てくれたんだ」

ベッドから起き上がったみぃ。

「時間あったからね。日向がみぃのお迎え行けなくて、悔しがってたよ」

「ほんとに?嬉しいな。でも迷惑じゃないの?」

「迷惑なんて思ってないよ…俺も日向も。もちろん父さんや母さんもね」

「そうだったらいいけど…」

みぃは、自分の体が弱い事を気にする事が多い。

「久しぶりの学校、疲れた?」

「ん〜。授業終わるまでは何も感じなかったんだけど、ここに来たら気が抜けちゃったかな…」

苦笑いのみぃ。

「あら、ここはみぃちゃんにとって安心出来る場所なのね。嬉しいわ」
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