俺たちの妹
「何とも言えないけど、日向の看病頑張って疲れちゃったかな。
さっきのは、喘息の発作だったよ。
もしかしたら、また頻繁に起きるかも知れない。
だから、吸入は必ず持ち歩いて。
今は熱も高いから、発作と重なると苦しさも増しちゃうからね」

「やっぱり…コホコホッな、にも…コホコホッできない……」

「美晴……そんな事ないよ。
俺は、美晴の看病のおかげで早く良くなれたんだ。
何も出来ない事ない」

「でも…」

「美晴は確かに体が弱いけど、それを理由に出来ない事もあるけど、出来ることは、努力して頑張ってるだろ?
体を動かすこと意外は、努力してるの知ってるよ」

「…………」

「だから、何も出来ないなんて、自分を卑下する事はやめよう」

俺の言葉を聞いて目を潤ませたみぃは、今にも涙がこぼれ落ちそうだった。
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