俺たちの妹
発作が落ち着いた頃を見計らって、つーくんが体調を聞いてきた。

つーくんに聞かれたら、正直に言うしかないよね……



「体の怠さと、まだ息苦しさが残ってる……後、ぐるぐるする」

全然良くなってない……



「ちょっとテストまで無理しちゃったかな〜。
とりあえず今日はここにお泊まりね」


「…………はい」

また入院……

ほんとヤダ、こんな体………


「みぃ?今日は俺が傍にいるよ。
2人でゆっくりしよ?」

葵の言葉は私の沈んだ気持ちを少しあげてくれた。
でも、やっぱり気になる……


「ほんとに?葵も休みたいでしょ?
帰っても「俺が一緒に居たいの。みぃはそんな事気にしなくていいよ」


葵は、私の頭を撫でながら、言葉を遮って答えてくれた。

「…………ありがと…」

葵の言葉や行動は心がポカポカする。


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