俺たちの妹
みぃの部屋に入ると、葵はみぃの傍にいた。

「みぃ、熱高いんだって?」

彼方が声をかける。

「うん、9度2分だった。みぃっていつも急に上がるよね」

「最近、免疫力も弱くなってるからな…」

日向も心配している。

「みぃに入院の事伝えると、嫌がると思うんだ。とうすればいいかな?」

俺は、みんなに意見を聞いてから決めたかった。

「確かに今から入院は嫌がるだろうな……眠ってる間に運ぼうか」

彼方もみぃが入院嫌がってること知ってるもんな……

「熱が下がれば連れて帰っていいから」

「「わかった」」

話がまとまったところで、みぃを、病院へ運ぶことになった。
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