俺たちの妹
「とりあえず、部屋に入ろうか」

そう言って、リビングに戻った。

「まずは、ご飯食べよう」

そう言いながら、キッチンへ行き、用意していたご飯を運ぶ。



「「「いただきます」」」

「美晴、食欲戻って来てるね」

日向の言うとおり、少しずつ同じものが食べれる様になってきた。

「………うん」

さっきの事が気になるのか、あまり元気のないみぃ。

「心配しなくていいよ。
誰もみぃのこと嫌になんてならないから。もちろん葵もね」

ビクッッ

”葵” と言う言葉に反応したみぃ。

そのことに気づいた日向は俺の方を見た。

思わず苦笑いが零れる。

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