俺たちの妹

「……………った」

「ん?」

「葵本人から聞きたかった……」

「そっか……」

「………でも、迷惑だよね……
ごめんね」

みぃは全く悪くない。

悪いのは俺の方だ。

「みぃ?今回は完全に俺が悪い。
だからみぃは謝らないで…」

俺の言葉に頷くみぃ。

「俺の勝手だけど、みぃには無理してほしくない。
それに今回は出れないと思うんだ。
みぃには俺が活躍する時に見に来て欲しいな」

「でも……これからは、色々教えて欲しいな。
出なくても、葵の頑張ってる姿見たい」

こんなみぃの可愛いお願いに頷かない訳にはいかないよな。

「分かった。これからはみぃに試合の事とか色々報告するよ。
でも、みぃが体調悪かったら無理して来ないでね。
それが、俺との約束。
じゃないと、俺みぃが心配で頑張れないよ」

「分かった。無理はしない」

みぃは素直に受け入れてくれた。
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