俺たちの妹
「みぃ、お昼食べた?」

つーくんがキッチンを見ながら声をかけてきた。

「ううん、休憩したら、食べ損ねちゃった」

「まだ、2時だから、今からでも少し食べたら?」

「そうする」

私もキッチンへ足を進める。

冷蔵庫にはかな兄が用意しておいてくれたサンドウィッチの具材があった。

サンドウィッチのパンを用意して、挟んでいく。

「みんなも食べる?」

「私も食べたい」

「俺も〜」

桜と葵の元気な声が聞こえてきた。

「つーくんは?」

「俺も貰おうかな」

「分かった」

かな兄、いつもより多めに具材を用意しててくれたのは、こうなる事を見越してたのかな?

具材を挟んで、切って、お皿に並べる。

「つーくん、運んでもらってもいい?」

「もちろん」
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