俺たちの妹

暫く4人でたわいもない話をしていた。




「みぃ、今日は久しぶりに動いてどうだった?」

つーくんが聞いてきた。

「朝から洗濯2回したから、ちょっと疲れちゃったけど、大丈夫」

「2回もしたの?」

「うん、だって溜まってたから……」

「無理はダメだって言ったのに……」

「無理したつもりはなかったんだけどね……」

「でも、動けるようになってるなら良かった」

「うん、早く元気になりたいな」

そう言いながらも、まだ酸素は手放せないけど……

早くお出かけできるようになりたいな……


「つーくん、外出はいつからしてもいいの?」

「そうだな……とりあえず今の生活を一週間して、無理なく過ごせる様になってたらいいよ」

「ほんと?ってことは、早かったら、一週間後……」

「葵、一週間後からお出かけしてもいいって」

嬉しくて葵に話を振ってみた。

「みぃ、司さんの話、聞いてた?」

「え?聞いてたよ」

「無理なく過ごせてたらって言ってたよ」

「む〜〜」

そうだけど……

思わず顔を顰めてしまった。

「ふふ。そんな顔しても可愛いだけだよ」

葵に頭をポンポンされた。
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