俺たちの妹


彼方に抱きかかえられてきた、みぃ。


「みぃどんな感じ?」

「熱は39.2。意識混濁かな……
車では1度も起きなかったよ」

「…………みぃ、無茶したな」

「でも、楽しみにしてたからね……」


彼方の気持ちも分かるけど、こうなったら、みぃは大変だからな……


「こんな事、許可出来るのは今回だけだからな。
彼方も日向も、みぃのおねだりに負けちゃだめだからな」


「………わかってる」

彼方もこれから仕事変わって大変になるから、今年だけは……って思ったんだろうな。




解熱剤と栄養剤を点滴して、酸素マスクも付けてICUへ運ぶ。

発作が起きる可能性大きいからな……




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