俺たちの妹
そう言って、ヒョイっと私を抱き上げた。


いつもなら、恥ずかしくて暴れるところだけど、もうそんな体力もなくて、大人しくしていた。

私の部屋まで運んでくれた司は、そっとベッドの上に座らせてくれた。

「着替えれる?」

コクンとりあえず頷いて、立ち上がろうとしたら、


フラッ


立ちくらみがした。


「おっと……無理そうだね」

倒れそうになる瞬間に支えてくれた司。


私をベッドに座らせると、着替えを手渡してくれた。

「俺が着替えさせてあげてもいいけど、恥ずかしいでしょ?」

どうして司はいつも私の気持ちがわかるんだろう……


頷いて着替えを受け取る。


「立ち上がったら、倒れちゃうから座ったまま着替えるんだよ」

そう言って、部屋を出て行った。
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