俺たちの妹
「大分下がってきてるから、心配ないよ。またしんどくなったら教えて」

みぃに優しく諭す。

「うん…わかった。測っておくね」

みぃはにっこり笑った。


「みぃ、まだ熱あるの?」

桜の問いかけにビクっと肩をあげた。

「…うん…少しね…」

みぃは笑って答えたが、チラっと司さんを見ると何とも言えない表情だった。

みぃの少しは信用ならないからな…



pipipipi…

司さんのPHSが鳴る。

「はぃ、はぃ…すぐ向かいます。
みぃ、ちょっと他の患者さんとこ行って来るよ。体温忘れずにっ‼︎」

その言葉を残して、司さんは出て行った。


ーーーーーーー…

司さんが出て行ってから暫く、たわいもない話をしていた。


「桜、そろそろ帰ろうか。
みぃもまだ万全じゃないだろうし…」
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