チェンジ!


4人で美保を取り囲んでいて、
俺の目の前に立っている茶髪のロン毛の男が、
ちょうど俺と美保の間に立っている形になっている。



俺は素早く一歩踏み込み、
その男のケツを、ありったけの力をこめて蹴り上げた。




「いっ、てぇーーーー!!!」


突然蹴り上げられた男は、でかい声を出して叫んだ。






「美保っ!手貸せ!」

男が叫ぶのと同時に俺は美保の手をつかみ、全速力で駆け抜けた。


< 206 / 296 >

この作品をシェア

pagetop