教師とホストのマジな恋

教師がホステスしてみました

週に二日綾香さんのお店に通った。


勿論流星も一緒。


最初は綾香ママも呆れ気味だったけど、今はなんだか楽しそうだ。


私はお客様のリクエストに答えてピアノを弾く。


流星はピアノの近くの席に一人座り、無言でお酒を飲んでいた。


その視線は私に向けたままで。


その日珍しく綾香ママがお客様を連れて私の所に来た。


綾香ママが彼を私に紹介する。


「マルナカ商事の若手社長さんの松元恭さん。」


私はこの店での名前は華香、昼間はOLしてる事になっていた。


営業スマイルで挨拶をした。


「華香といいます。何かリクエストありますか?」


秋元社長は30代前半かな。


「ピアノはいいから、華香と飲みたい。」


そういって私の手を取った。


私が驚くよりも先に流星が席を立つ。


秋元社長が持った私の左手を流星が払う。


恐いよ、流星。


ここは綾香ママのお店だから、とにかく落ち着きましょう。









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