花のような笑顔
若頭の所に行くまでに分かったことがある。


組員全員がナイフか拳銃のどちらかを忍ばせていること。

一部の組員以外、ほとんどの組員が薬に手を出してること。

この2つから岡山組は汚い組だということは嫌でも分かった。


今すぐにでも私が潰したいぐらいだ。

相手の行動見計らっていけそうなら潰そう。

こんな奴らの為に狼の手を汚させたくないしね。


そんなことを思っているうちに若頭の部屋の前に着いたらしい。


トントン


岡組『若、黒崎組若頭の女を連れてきました。』


組員がそう言うと、中から男の声が聞こえてきた。


岡若『入れ。』
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