花のような笑顔
嵐の前の静けさ
〜狼 side 〜

華と結ばれたあの日から3ヶ月。
その間も華への気持ちは高まるばかりで、華を好きすぎる自分が時々怖くなる。

そんなことを思って仕事をしていたある日、勢いよく社長室のドアが開いた。


駿『社長、大変です!!』


普段あまり表情を変えない駿が血相を変えて入ってきた。

嫌な予感がする。何かあったのか?


狼『どうした?何かあったのか?』


とりあえず冷静になって話を聞くことにした。


駿『実は…』


駿の話は予想もしてないことだった。

そしてそれが原因で誰よりも大切で大事にしたい華とすれ違うことも。


この時の俺はまだ何も分かっていなかった。
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