しろっぷ
 一度その紙を半分に折り、一度空を見上げて再び先ほどの紙に目線を戻す。

 何か連絡先書いてなかった?
 いやいやそれはない。いくらなんでもそれはないわ〜。

 と、自身に言い聞かせたが、もしやと思い再度紙を確認。
「ほらね、やっぱり連絡先書いてあるじゃん。そんな美味しい話があるわけないと思ったんだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、え〜〜!!!!!」
 昨日の正志以上の大きな声を挙げ、ゆかりはそれに気づくと慌てて口を塞いだ。

 う、ウソだよね?この後夢から覚めてガッカリするパターンだよね?1、2、3・・・はい!!

 けれども、今いる現実に変化など起きるはずもなく、辺りは自分の部屋には変わらない。
 ゆかりは一度目を閉じて、目をパッと思いっきり見開いた。
 しかし、ゆかりの周りの景色は変わらず、手には当然おつりとクーポンと連絡先が書いてある紙が。
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