しろっぷ
 何とかゆかりと会わないようにしたい恭子だったが、その言葉には力がなく、結局三人は金守家の中へ。

 しまった〜〜〜。
 真紀はともかく武彦のことは計算外だった〜〜〜。
 今からでも帰れないか?・・・アレ?

 と、真紀と武彦は何故か二階へと通じる階段に上がっていて、武彦は階段から顔を出した。
「お母様、真紀を落ち着かせから行きますので。・・・橘さんはお母様とご一緒に」

 武彦ーーーーー!!!
 アイツ、完全に私に丸投げしたな〜!
 何で私がそんな面倒なこと・・・って逃げた!?

 武彦は自分の部屋があるであろう場所に真紀を連れて行き、ゆかりは恭子と二人きり。
 そして、だだ広いリビングに通され、二人はソファーに腰掛けた。
「・・・・・」
「・・・・・」
 ゆかりも恭子も互いに相手をチラ見するだけで、なかなか会話が始まらない。
 が、その沈黙に耐えれなかった恭子はその均衡を破った。
< 147 / 306 >

この作品をシェア

pagetop