しろっぷ
 それからというのも荷物は次々にトラックに積まれ、たくさんあった荷物も昼過ぎにはすべてトラックに積まれていた。
「それでは荷物を運んでおきますんで」
 引越し業者はゆかりから鍵を預かり、先にマンションから出発。
 一方、ガランとした部屋にいたゆかりと真紀は部屋の真ん中で大の字のように倒れてダウン。
「あ〜あ疲れたーーー」
「ねえねえゆかり見た?あのバイトの子!」
「バイトの子?」
「私の超タイプが混じっていたんだけど!!」
「何にバカなこと言ってるの。武彦さんがいるでしょう」
「それはそれ。これはこれ」
「真紀のそのノー天気さがうらやましい。悩んでい・・・」
「やっぱり〜。朝から可笑しいと思った〜」
 真紀はニヤニヤしながらゆかりのホホを突き、ゆかりが嫌がるまでそれを繰り返したのであった。
「で、ゆかりの悩みって?」
「別に大したことじゃないからいいよ」
「気になるから教えてよ〜」
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