The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
10分程歩き、ようやく視界の先に町役場の庁舎が見えててきた。


その先には、大きく市街地を見下ろす羊蹄山が見える。




赤い実を付け始めた街路樹のナナカマド。


大きな葉を付けたプラタナスの木は、秋の明るい日差しを遮っていた。




この町の自然は、私がこの地で過ごした時の思い出をとても鮮明に思い出させる。


もちろんそれは楽しいものばかりじゃない。


だけど私にとっては、どれも忘れたくないものばかりだから。




思い出が沢山あるからこそ、きっと私はこの町を離れたくないんだ……――――――
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