The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
少し膨れて俊哉を睨むと、彼は顔の前に掌を立て、「ごめん」といったポーズととって見せた。




「ごめんごめん。

都那があまりにも楽しそうにしてるから、ついからかいたくなったのさ。」




時々憎まれ口を叩くところは小さい頃と変わらない。


そして私も、俊哉が本気でそう思っていないとわかりつつ、彼の意地悪ジョークに応えてつい拗ねたふりをしてしまう。




「ま、いいけどね……。

俊哉に褒められたって、別にちっとも嬉しくないしっ!」
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