The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
アヤの寝顔はまる少年のよう。


他の2人より背が低いせいもあって、なんとなく雰囲気も少し幼く感じた。




眠りに就いたアヤが、もぞもぞと寝返りをするように体を動かしている。




「ちょっ、ちょっと……、アヤ!」




ハンドルから左手を離した一瞬。


不意にアヤの右手が私の左手に触れ、そのまま彼は、私の手を自分の掌で優しく包み込んだのだ。




もうすぐ進行方向の信号が青に変わる。


繋いだ手を離そうと、私は自分の左手を軽く上下に動かした。




しかし、アヤは深く眠り込んでしまったらしく、私のとった行動に一切反応を示してくれない。
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