病愛。【完】
病度Lv2
恭平は一度、家へ帰るらしい。



恭平とは学校は違うのだ。








「オイ。綾香。」





恭平が声をかけてくる。





「何?」




「俺がいないからって他の男と一緒にいるなよ?」




耳元でささやかれびくっとする私。




その声は、嫌とは言わせない…威圧感のある声だった。






恭平「じゃあな。」






恭平はそう言い帰っていった。






恭平と同じ学校じゃないから、学校は自由の場所なのに。





どこかで恭平が見てるんじゃないかって不安にかられた。










そんな時だった。









「伊藤!!」







明るく私を呼ぶ声が聞こえた。





この声は…




「颯!!」





私は駆け寄っていった。






颯(そう)は私の幼馴染であり、私の唯一の男友達だ。






私はポロリと涙をこぼしてしまった。





「おい?どうした?伊藤?」





「颯っ…ううっ…」





私は颯の胸で静かに泣いた。











これまでの時間がすごく長く感じられた。
< 12 / 117 >

この作品をシェア

pagetop