彼のことが好きになってしまったんですが。


そう思いながら江藤君の顔をのぞくと、江藤君はものすごい勢いで顔を横に背けた。

え、そんなに変な顔だった!?
ちょっとショックかも…。


「ぁ、ごめんね、いきなりのぞき込んだりして。ほんとにごめん…。」


ちょっとシュンとしながら謝ると、


「い、いや、今のはそうじゃなくて!
えーっと、なんというか…と、とりあえず学校、行こ!」


と、慌てた口調で早口に言われ、手を引かれた。

なんかはぐらかされた気もするけど…

うひゃあ~!!

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