家の前で倒れている男に餌付けしてみた結果(仮)


「あーあ、未玖ちゃん泣いちゃったじゃん。これも僕達の誘いを断る八尋のせいだよね?」


妬ましそうに総長とお姫様の方を見て眉間に皺を寄せる。


「そうです。八尋が戻って来てくれさえすれば、全て解決するんですよ」


…何度言ったらわかるんだ。


お前等、ちゃんと脳みそあるの?


戻らないって言ったら、戻ることなんてないんだよ。


「…2度と戻らない」


その俺の一言にピクリと反応した八神はお姫様を抱きしめながら、こっちに視線を合わせて来た。


「今、俺達がどんな状況にいるか知ってるか?」


知らないな。


出て行ってからそういう情報を集めようとも、知りたいとも思っていなかったしな。


「…僕達はね。今、ある奴等に目を付けられているんだよ」


ふーん、それで?


何にも態度が変わらない俺に痺れを切らしたのか、大声で怒鳴りつけてくる。


「何にも思わないの!?あの場所が危機なんだ!僕達の居場所が無くなる…!」


別にさ


「…もう俺には関係ないから」


だから、お前等が何とかすればいい。


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