お前の居場所は俺んとこ

番外編 ~過去編~





「お父様ーっ。」


家に帰ると、すぐにお父様のもとへ向かう。


「梨依か。どうしたんだ?」


「また100点とりましたっ。」


「おお、すごいじゃないか。」


お父様はそう言って、微笑みながら私の頭を撫でる。
私は少し照れながらも、ニコッと笑った。

そのときのお父様の顔が、私は大好きだった。
だから、私は毎回頑張れた。



< 360 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop