●全力妄想少年●

・恋愛講座

翌日から僕は「毎日・生きもの係」に立候補した。


クラスメイトからは「小林はそんなに鶏が好きだったのか」と勘違いをされたけれど、そんな事は僕には関係なかった。


それは昨日鈴木さんと話し合って立てられた計画の一つ。

彼女と出会ったあの場所で、もう一度会えるまで早起きを続ける。


会える可能性は薄いけど、今最も効果がある方法はこれしかないだろう、ということになったのだ。


「愛とは行動」だと主張する鈴木さんの全面協力のもと、僕は全部で5つの計画をたてた。
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