二回目のプロポーズ

残っている想い


雪と一緒に居た部屋にもう雪の荷物はない・・・

雪のお母さんから雪は実家でずっと生活させますと話があった

それはつまりこれ以上雪のそばにいることはできないということで

病院から帰ってきてもいつも部屋に灯りはついてなくて

だから、最近は病院に泊まることが多い

「日村先生、メールアドレス教えてくれませんか?」

「え?僕のですか」

「はい!」

雪の携帯は事故の時に壊れていて今使ってる携帯には当然俺のアドレスは入っていなくて

「なんでまた俺なんかの?」

「う〜ん、うまくは説明できないんですが、なんか日村先生とならいろんな話したいなあ〜って思って」

「そうなんですか」

「それになんか日村先生ってずっと前から知り合いだったんじゃないかって最近思うんですよ」

「え!」

「駄目ですか?退院しても日村先生と連絡とりたいんです」

「いえ、わかりました。交換しましょう」

「やった!ありがとうございます」

その3日後雪は病院を退院して行った
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