獣(犯罪者)に愛された女子高生


「あたりまえだ。この俺に助けてもらったんだぞ?しかも二回もだ」

「っ…」



た、確かに助けてくれたのは有難いよ?もしセイルが居なかったら、あたし今頃殺さられてて居ないし。


でも、だからって…





「保存食はないでしょっ…あたし、人間だもん!食べ物じゃないもん!」

「あぁ知ってる。少しくらい変な格好をしていたってお前は人間だ、だから俺はお前を保存食にする」

「はぁ?意味分かんないよ!」

「チッ、まだ分かんねぇのか?てかお前、俺の事知らねぇのか?」

「は?…知るもなにも、あたし達ついさっき合ったばかりじゃない。知るわけないよ」

「……お前、もしかして“シダ”の住民じゃないのか?」



シダ?



「それどういう事?シダって、ここは何処なの?」

「あ?お前こそ何言ってる。シダは“ウェルド・ザンズ”の南にある村の事だ」

「ウェる…なんだって?ここは日本の東京じゃないの?」

「…にほん?ときょ……意味が分からん。それは何処の村だ?」

「だから、日本!ここは日本じゃないの!?」

「??」



本気で分からない様子のセイル。
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