イジワル副社長はウブな秘書を堪能したい
「は?」

 絶句するのは当然。

 露出の少ないパンツスーツで何で……。

「肌が見えないから男は余計に想像するんだよ。昨日、イーサンも桃華は小柄なのにスタイルはいいって褒めてたよ」

 こいつ、何で私の考えが読めるわけ?

 面白くない。

「スカートは脚がスースーするから落ち着かないだけです。セクハラ発言は止めて下さい」

「男に変な妄想させるのも罪だよ。全然自覚ないようだけどね。スカートなら妄想しないって訳でもないけど、女に生まれたんだからもっと楽しめば?スカートも要は慣れだよね?」

「余計なお世話です。そんなにスカートが良いなら瑠海が履いたらどうですか?案外似合うかもしれませんよ」

「俺は女性が着てるのを見て楽しむだけで十分だよ」

「だったら、部下は除外して下さい」

「部下と言えるだけの仕事が出来るかな?桃華のメールアドレスに俺の個人情報を送っておいた。不在中何かあれば、俺の携帯にまずメールして」
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