ナイトからのLove letter
ラブレター
大好きだった杏子さんに対し
半ば軽蔑に近い感情を抱きながら
全てを否定できない私がいた


彼女が周囲の人々に向けていた優しさや
常に燐としていた強さを
今まで支え続けて来たものは
何だったんだろう…


社会的に地位のある夫を持った
妻のストレスは嫌と言う程知っている



周囲からの目
僻み
批判
人づきあい…



今になって若い男に走ったのは

軽蔑というより 同情に近いか?

その方法を間違っただけ?


ちょっと待って…

私が今やってる事って……

同じレベルなのかな……


………………。

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