Black World
やっと、静かになった。

私ら残され子のことを気にも止めず、また机の上に突っ伏す。


「あ、あの、、、ありがとう」


お礼を言われるようなこと、してないけど。


私が倒した机を、彼女は静かに元へと戻す。


散々文句を言われたのに、彼女は一言も言い返さなかった。


理解できない彼女の行動がふと気になり、彼女に尋ねる。



「なんで言い返さないの?」

「だって、仕方ないから」


仕方ない?


あれだけ文句を言われて、仕方ない。と割り切れる彼女があたしには全く理解できない。


「佐倉さんは転校してきたばかりだから、知らないんだもんね」

「何を?」

「黒龍」


黒龍なら、知っている。

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