絶対に逃げられない部屋



次に僕らは隠し扉や壁が薄い所はないかと、赤い部屋と青い部屋の壁や天井、床をくまなく調べてみた。




手分けして生きるヒントを探したけれど。結局は徒労に終わった。






僕らは青い部屋の中心に集まり、もう一度どうするか話し合った。





「なあ、これからどうする? 体力温存のためにここでじっと助けを待つか? それとももう一度叫んでみるか?」



どうするべきか、何をすることが正しいのか話し合ってみたけれど、結局は答えは出ず僕らは途方にくれていた。





けれどここから事態は急変する。とんでもないことが起きたのだ。





きっかけは良太の一言だった。




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