【完】私の好きなあいつは無口で俺様な二重人格くん。
「「「きゃーっ!!!」」」
「やばい! かっこいい!」
「2人とも速くてかっこいい♡」
……またこれ!?
ていうか、西垣くん目立ちすぎ。
歓声のする方を見ると、西垣くんと柊くんが走っていた。
他に練習していたみんながそっちに目がいき、声を上げるばかり。
叫びすぎだから……っ!!
私もずっと西垣くんの速い走りに夢中だった。
その時、優くんは自分の足と、私の足を紐でくくっていた。