最低王子と恋の渦

冬の終わり








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迎えた新年。



私は家で今頃こたつに入ってぬくぬくとテレビ番組を観ている予定だった。



しかし現在私はザワザワと人が行き交う、近場の神社へと足を運んでいる。




原因は隣でニコニコと笑顔で喋り倒している彼女にある。







「まーたそんな嫌そうな顔してー。そんなんじゃ運も恋も去ってくぞー」








やかましいわ。




ほらおみくじ引こうよ!となぜかはしゃいでいるのは澤村菜々。



彼女からの『せっかくだし初詣行こうよ』という誘いによって私は今ここにいるわけで。





…人多いし寒いなあ。








「初詣とか何年ぶりだろ…」



「私はねー、美乃が大学受かればいいなと思って合格祈願で来たんだけどさー」



「え…そうだったの?」



「だからさ、おみくじ引いてモチベーション上げよ」



「…菜々」







まさかそんなこと考えてくれてたなんて。



ごめん菜々、反省します。







「ま、美乃が合格祈願で、私は美乃と三鷹くんの恋愛成就を願おうかな」



「何をまた勝手に…」






菜々的にはそれが初詣に来ようとしたきっかけだろうな。



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