晴れ時々@先生の妹【第2巻】
「私がいない間に可愛い女の子を見つけて、勝手に結婚とかしたりしないでね!」
「どうして、いちいちお前の許可が必要なんだよー?」
「とにかく、私が帰って来るまで中村先生に待っていて欲しいの!」
「──それは、どれぐらい、かかりそうなんだ?」
二戸 梨杏が人差し指、中指、薬指を順番に立てる。
「うーん、もしかしたら、……これ以上かも?」
中村先生が目を細めて苦笑いをした。
「おい、お前、ちょっと三年以上もかかるのか?わりぃ、……俺、そんなに待てないわー」
「えー、……どうして?どうして?どうして?」