変のみ成らぬ愛の糧。
プロローグ
愛欲とは自由であるべきだ。

死体に欲情してみたり、
はたまた無機物に恋をしてみたり。
人をいたぶり、いたぶられ。

人というものは愛の上に変則で、
無常で異常で誇るべきなんだ。

溺れるような情欲や快楽に忠実で
個性や本能に流るるがままに。
愛し愛され、狂い狂わされ。
丁度、季節がめぐるような流れに、
忠実であればいいのだ。

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