龍乃一味のカオスな学園生活

「さて、話を戻しますが」

ノエルが言う。

「今年のクリスマステロは、生徒会主催で開催しようと思います。行事実行委員の武君中心に、僕達生徒会で盛り上げていければいいなと思うんだけど…」

「無論だ！」

武、興奮気味に再び立ち上がる。

「赤い妖精殿の御恩に報いる為、是非ともこの宴は成功させたい！」

「お兄様頑張って！」

花が手を叩く。

「じゃあ武君」

ノエルは微笑む。

「特大クリスマスケーキと会場になる体育館の飾りの手配、それから参加人数の確定をお願いします。それができたら予算を会計の琥珀さんに伝えて下さい、あと料理やお菓子を提供してくれる生徒や先生方をリストアップして提出して下さい」

「む、むぅ？」

何だ、思っていたより忙しそうだぞ？