龍乃一味のカオスな学園生活

クリスマス前、最後の難関

「はい、という訳で英語の範囲は30ページから35ページまでね。しっかり復習しておいてね」

七星が教壇でにこやかに言う。

せっせと範囲に印をつける刹那。

と。

「はい先生!七星先生!」

龍乃が挙手する。

授業中に教師に質問するとは珍しい。

「はい龍乃ちゃん、何ですか?」

「範囲、二行にマケてもらえませんかっ!」

「駄目です」

龍乃の嘗めた要求は、即刻却下されました。

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