龍乃一味のカオスな学園生活
教師としては現役引退したものの、早川 龍娘ここにあり。

相変わらず傍若無人の振る舞いで、教師や生徒、卒業生達を恐怖のズンドコに叩き落とす。

誰だ、こんな肉食獣を連れてきたのは。

「奏多!奏多!」

老酒の瓶を片手に、龍娘は琴月の奥方、奏多へと言い寄る。

「貴様、どうなのだっ?」

「え…ど、どうとは…」

奏多ビクビク。

「孔雀とは上手くいっているのか?んん?」

「く、孔雀君は忙しくしていますから…今回クリスマステロに連れてきてもらったのも、私のたっての我儘で…」

「甘いっっっっっ!」

床に胡坐をかいて、老酒の瓶をドン!と置く龍娘。

「嫁の方が大事に決まっておろうが!琴月の分家どもの纏まりが悪ければ私を呼べ!言う事を聞かん奴は早川 龍娘が青龍刀で串刺しにすると言っておけっ!」

アンタそんな無茶苦茶な。

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