龍乃一味のカオスな学園生活
「普通いいとこの娘さんの唇奪うっていうのは、婚儀の証だよねぇ?」

尚も腕を組んだまま、琥珀が嬉しそうに笑う。

「僕の肌も見たし下着も見たし、チューもしちゃったよ?刹那君どう責任取るの?」

「…責任は…とる」

大真面目に言う刹那に、琥珀はプッと噴き出す。

「お堅いなぁ、刹那君は。僕は琴月の娘だよ?音無に嫁入りは出来ないよ?」

「ならば俺が婿養子になる」

「おー、頼もしいっ」

組み付いた刹那の腕に、頬まで密着させる琥珀。

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