龍乃一味のカオスな学園生活
すっかり沈黙してしまった亜鳥。

だって喋ったら唇が触れるんだもの。

「大人しくなったな、亜鳥。減らず口はどうした?」

臥龍が喋るだけでも、チョンチョンと唇が当たる。

何度も小鳥の啄みを繰り返されているような状態。

顔を紅潮させ、逃げるに逃げられず、身を硬くするしかない。

「偉そうな事を言っておっても所詮は娘よな。男に迫られれば委縮してしまうか」

違うわよバカ、その辺の男だったら跳ね除けてるわよっ。

委縮しちゃうのは…アンタが臥龍だからよっ!

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