龍乃一味のカオスな学園生活
と。

「刹那君」

伊達巻を上品に口に運ぶ奏多に声をかけられ、刹那は我に返る。

「琥珀を好いてくれるのは嬉しいけれど、そんなにジロジロ穴が開くほど見てちゃあ、母親として色々心配だわ」

「えっ、いやっ、そのっ」

「えっ?刹那君そんなにジロジロ見てたのっ?」

狼狽する刹那、かぁっと頬を染める琥珀。

「まぁ仕方ないかな、奏多さんの娘だから」

「そうですね、仕方ないかしら、孔雀君の色気を受け継いでるから」

呟く孔雀、コロコロ笑う奏多。

「でも避妊はしっかりね?まだ私達、孫は要らないわよ?」

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