龍乃一味のカオスな学園生活
引き締めるだの駄目出しだの、ワイワイギャアギャアやっている中で。

「「…………」」

冬樹、花のお花畑コンビはポヤ~ンとしている。

美化委員と放送委員。

特に学校行事やイベントと大きく関わる事のない役職のこの二人は、学年が変わっても新学期でも、いつもの通常運行だ。

よって気を引き締める必要なし。

冬樹なんて早くも魂が抜けてしまっている。

死神の息子がこれでいいのか。

「冬樹君、お年玉幾らもらったぁ~?」

「……父と…母に…幾らか頂きました…」

「え~?幾らもらったの?教えてよぉ~」

「……お話できるほど…大金ではありませんので…」

「ふふふ~、冬樹君は恥ずかしがり屋さんだねぇ~」

和やか。

< 678 / 852 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop