伝説のヤンキー I

相原家と柊家


冬夜SIDE


親からは物心ついた時から聞かされていた


相原家の人間とは仲良くするな。と


そして小学校の入学式


俺は


その相原家の人間と出会ってしまった


名前は




相原圭


向こうも俺とは仲良くするなと言われていたらしい


クラスは違うだろう。と思っていたが
運が悪い事に悪い事に同じクラスになってしまった



席は遠かったので一安心した


だが、次の席替えで隣になってしまった


それから俺と相原圭はいつものように喧嘩ばかりしていた

でも俺は心ではキライじゃなかった

喧嘩してても別に悪い人じゃない

なんで仲良くしたらいけないんだろう?と俺は疑問になり親に



「なんで相原圭と仲良くしてらダメなの?」






そしたら急にお母さんは怒り出した



「まさか…あんたあの子と仲良くしてるの?!あれだけ仲良くしないでって言ったのに…。あんたは知らなくていいことなの!わかった?今後一切その名前を口に出さないで!!」



そう怒りながら


お母さんは俺の頬をビンタした


「わ、わかった…」


俺、何かした?




悪い事した?


俺は何も悪くない。



そう思い続けていた








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