不器用女子とイケメン幼馴染
俺は赤くなった顔を見られないように星をみてるようなふりをする






「どうかした?」





梨央が心配そうに俺の顔を覗く





「なんでもねーよ。星...綺麗だな」





俺は話をそらす






「うん...。
空...ありがと...」








梨央は聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声でそう言った







「え?」





俺があえて聞き返すと






「なんでもない!あ、旅館ついた!いこっ!」






そういってつないだ手を離して小走りする梨央





ほんっと、素直じゃねーやつ





そう思いながら俺は笑みがこぼれる









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