†ヴァンパイアの恋情†
発覚

†1†


————秋。

文化祭まであと1カ月のこの時期は、学校全体が浮き足立ち始める。

只今、授業中。

そして、文化祭の出し物を決めている真っ最中でもあり

「もうこれで良いだろ!!」

ます。

ふと、黒板に眼をやる。
暇過ぎたから窓の外を眺めながら今の状況を誰かに説明していた内に、候補が上がっていたようね。

黒板に書かれているのは3つ。
・仮装カフェ
・メイドカフェ
・お化け屋敷

…どれもつまらなそう。
今年も退屈か…。

「あー、もう!!皇は?」

「俺?」

 …皇楓太。
白い髪に日焼けしていない肌は、ふざけているとしか思えない。

 …正直、嫌いね。

「文化祭っつってもハロウィンなんだから、仮装カフェでいいだろ」

「ん~、やっぱそうだよなぁ…」

 結論が出たのだから、決めればいいのに。
 何を迷っているのかしら。

「じゃあ、仮装カフェで!!決定!!」

 ———仮装、か…。







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