【完】あんたなんか知らないっ!!







おやつはご飯を食べたあとにすると自分からいった将護くんは、リビングのソファでゴロゴロしていた。




「将護くん、ご飯できたよー」


「おこさまランチ...!」




せっかくと思い、作ったのはお子さまランチ。
初めての割には上手くできた気がする...
クックポッドさんありがとう。




「いただきます!」





元気に言った将護くんだけど、何から食べようか悩んでいてとても可愛かった。






「ごちそうさまでした!」


「お粗末様でした。」




残さずキレイに食べた将護くんは、皿を流しに入れにいった。




「じゃあチョコ食べようか!」


「うん!」




そういってチョコを食べようとしたとき、インターホンが鳴った。




『碧海?
弥咲だけど...』



「鍵開いてるから入ってきてー」



インターホンを切ると、将護くんはチョコを持ったまま玄関に向かって歩いていた。



「ただいまー...」



「おねえちゃん!!!!」



「将護ー、いい子にしてたか?」



「いい子にしてたよねー?」



「うん!
あみちゃんね、ごはんおこさまランチなの!」



「え、すごいねー!
お姉ちゃんもお腹すいちゃった。
全部食べた?」



「残さずキレイに食べてたよ。
あ、ご飯余っちゃったから食べてかない?」



「いいの!?
いつも碧海の弁当みて美味しそうだと思ってたんだよね...!」



「いってくれれば作るのに...」



「あら、じゃあ今度から頼もうかな。」



なんかカップルみたいだね、なんて笑い合うと、弥咲はこんな彼女ほしいわ、なんて言ってくれた。



やっぱり、弥咲は私の大事な大切な親友だ。




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